目次
これから仮想通貨(暗号資産)で資産運用を始めたいという方へ必要な基礎知識をまとめました。これをきっかけに仮想通貨に興味を持てると幸いです。
まず、QYResearch社の調査では世界の仮想通貨の市場規模は以下のようになると推測されています。
2022年の2兆190億米ドル→2028年には4兆70億米ドル
およそ2倍です。それだけ仮想通貨の価値は上がっていくと思われます。
今からでも仮想通貨を保有していくことで将来の大きなメリットになります。
このように今後発展していく市場に参入できるチャンスは今しかないと思いますので、この機会に参考にしてみてください。
仮想通貨(暗号資産)とは?
「仮想通貨(暗号資産)」とは、インターネット上でやり取りできるデジタル通貨です。
仮想通貨(暗号資産)の4つの特徴
仮想通貨には主に4つの特徴があります。
- デジタル通貨である
- インターネット上で分散管理されている
- 24時間取引が可能
- ウォレットが必要
他にも仮想通貨に関する特徴が挙げられますが、仮想通貨を扱っていく為の入口段階ではこれくらいで十分です。どのような内容なのかひとつずつ見ていきましょう。
デジタル通貨である
仮想通貨のひとつ目の特徴は、デジタル通貨であることです。デジタル通貨とはその名の通り、デジタルデータに変換された通貨を指します。
たとえば日本円の場合、100円玉や1,000円札といった硬貨や紙幣をイメージすると思いますが、仮想通貨の場合はそのような実体のある通貨は存在しません。その代わりに、暗号資産においては決済などはインターネットを通じて処理されます。
電子マネーとの違い
これだけ聞くと、仮想通貨はSuicaやPayPayなどの「電子マネー」と同じようなものだと思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ビットコインなどの仮想通貨は銘柄ごとに価格が変動するのに対して、日本で扱う電子マネーは円を基準としている為、チャージした円の価格は変動しません。
仮想通貨と電子マネーの違い |
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仮 想 通 貨 |
電 子 マ ネ ー |
・通貨 | ・通貨でない |
・価格が変動する | ・価格が変動しない |
・送金できる | ・送金できない |
・世界中で使える | ・日本だけで使える |
・中央集権的な機関がない | ・特定の企業が発行 |
インターネット上で分散管理されている
”ブロックチェーン” と呼ばれる技術によって、我々ユーザー同士の取引記録や承認が行われます。これにより、不特定多数のユーザーが分散してデータを保持する仕組みになっており、改ざんを防ぎやすく、データの透明性が高いという特徴があります。
※ブロックチェーンに関してもっと詳しく知りたい方はこちらから↓
24時間取引が可能
主要な仮想通貨は世界中で取引され、24時間取引が行われているため、いつでも市場へアクセスできます。
ウォレットが必要
仮想通貨を保管・管理するためにはウォレットが必要です。ウォレットはデジタルな財布のようなもので、暗号鍵(プライベートキー)を管理して取引を行います。
仮想通貨4つのメリット
仮想通貨を扱っていないほとんどの方は大手銀行に貯金するいわゆる ”定期預金” を行なっていると思われます。
しかし、皆さんもご存知のように現在の金利は約0.001%です。どうせお金を放置しておくなら勝手に沢山増えるほうが嬉しいですよね。
- スピード送金ができる
- 少額から投資できる
- 24時間いつでも取引できる
- 市場としての将来性がある
スピード送金ができる
スピーディーに送金できるのも、仮想通貨のメリットです。
相手が個人でも企業でも、送金先の情報を送ってもらい、取引所を介して送金額を入力するだけで、相手先に送金ができます。
銀行振込の場合、時間帯によっては翌日の着金になることがありますが、仮想通貨は相手先に直接送金するため、例えばビットコイン(BTC)の場合は、数十分で送ることができます。
少額から投資ができる
仮想通貨は数百円から少額投資できます。
さまざまな暗号資産がいくつもの取引所で売買されていますが、その多くは最低取引価格が低く、数百円から投資することができます。
また、取引所によってはレバレッジ取引ができるので、将来価格が下がることを期待して仮想通貨を売り、値下がりした時点で買い戻すことができるので、下落しても利益を得られる可能性があります。
24時間いつでも取引できる
仮想通貨の取引は、24時間365日取引ができます。
証券取引所での株式などの取引は、基本的に平日昼間だけしかできません。外国為替証拠金の取引も日曜は休みというのが一般的です。
ところが仮想通貨の取引は、24時間365日休むことなく取引ができます。平日は仕事に行き、夜だけ取引をしたり、あるいは週末を取引の時間にあてたりという投資の仕方も、仮想通貨なら可能です。
市場としての将来性がある
認知度が高まってきたとはいえ、日本で仮想通貨はまだまだ一般に普及しているとはいえません。
その可能性にいち早く気付いた人だけが扱い、投資対象としているのが現状です。しかし、数々のメリットを持つ仮想通貨には、非常に高い将来性があります。よくニュースで多額の投資をして大損害が出たということを聞きますが、情報が溢れている世の中、適切なリスク管理を行えば、保有しているだけで十分メリットであると思います。
このように資産を増やしていく以外にもメリットがあります。今のうちに仮想通貨を理解し、送金や決済、投資などの形で使ってみて、仮想通貨がどういうものかを理解しておくことが重要なのです。
仮想通貨3つのデメリット
仮想通貨には、これまでの現金取引にはない多くのメリットがある一方で、次のようなデメリットもあります。
- 価格の変動が激しい
- 即時決済が難しい
- ハッキングや紛失の可能性がある
価格の変動が激しい
先ほどメリット面で将来性があると言いましたが、仮想通貨を投資対象として見た場合、価格の変動が激しく、しかも変動幅が大きくなりがちです。
価格変動が大きいということは利益が期待できる一方で、同時に損失を抱えてしまうリスクも孕んでいます。特に、仮想通貨やFXでしばしば利用されるレバレッジ(証拠金)取引では、そのリスクはさらに大きくなります。
仮想通貨初心者の方は、まずは少額での投資で、仮想通貨の変動幅に慣れることをおすすめします。
即時決済が難しい
仮想通貨は即時決済が難しいです。
仮想通貨での取引は、その取引内容に間違いがないかどうかを検証し、承認されて、初めて取引として成立・確定します。
そのため、現金やクレジットカードのような「即時決済」がしにくいというデメリットがあります。
ハッキングや紛失の可能性がある
仮想通貨は現金と同じように盗難や紛失の危険性があります。
仮想通貨は、PCやスマホにインストールしたウォレットと呼ばれるアプリで管理することの多いものですが、インターネットに接続された状態ではハッキングされる可能性があります。
一般的に危険と言われていますが、決して頻繁に起こることではありませんし、今後インフラが充実していけばこのようなリスクも必然と少なくなっていくはずです。
いかがでしたでしょうか。かなり掻い摘んで説明をしましたが、仮想通貨の概念みたいなものがわかれば良いと思います。今後は仮想通貨の資産運用のやり方を発信していく予定なので、今後ともよろしくお願いします。
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